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12分計を気にしてしまう自分が、ちょっと嫌になる
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12分計を気にしてしまう自分が、ちょっと嫌になる

サウナの「正しい入り方」に囚われているあなたへ

2025/12/1615分で読める

サウナ室の12分計。じっと見つめてしまう自分がいる。「あと何分?」「これで合ってる?」——その不安、よくわかります。でも、本当に大切なのは時間じゃないんです。

サウナ室の12分計。 じっと見つめてしまう自分がいる。 「あと何分入ればいいんだろう」 「周りの人はまだ出ないのに、自分だけ出たら恥ずかしいかな」 「これで合ってるのかな」 その気持ち、よくわかります。 初めてのサウナ、あるいは「ととのう」を体験したくて来たサウナ。 「正しい入り方」を検索して、この記事にたどり着いたんですよね。 でも、正直に言います。 **サウナに「正解」なんてないんです。** この記事では、あなたの不安の正体を一緒に紐解きながら、 本当の意味で「自分のサウナ」を見つける方法を考えていきます。

時計を気にしてしまう、その心理

サウナ室——熱と静寂の空間
サウナ室——熱と静寂の空間

サウナ室で時計を気にしてしまうのは、なぜでしょう。 「8〜12分が適切」と書いてあったから。 「長く入りすぎると危険」と聞いたから。 あるいは、「効率よくととのいたい」から。 ——わかります。 でも、ちょっと考えてみてください。 あなたがサウナに求めているものは何ですか? 「正しく入ること」ですか? それとも、「気持ちよくなること」ですか? 時計を見るたびに、あなたの意識は**今この瞬間**から離れていきます。 熱気を感じる肌、滴り落ちる汗、静まっていく思考—— その全部を、時計が奪っていく。 サウナにハマる人の多くは、 「普段、頭を使いすぎている人」だと言われています。 仕事で常に判断を求められ、 スマホからは絶え間なく通知が届き、 気づけば24時間、脳が休まる時間がない。 サウナは、そんな現代人にとって **「強制的に思考を停止できる」数少ない場所**なんです。 なのに、時計を見て「あと何分」と考えてしまう。 それって、ちょっともったいなくないですか?

なぜ「正解」を求めてしまうのか

「正しい入り方」を知りたい。 その気持ちの奥には、何があるのでしょう。 **恥をかきたくない。** **失敗したくない。** **周りから浮きたくない。** ——そうですよね。 初めての場所で、裸になって、 よくわからないルールに従わなきゃいけない。 それって、結構なストレスです。 でも、ここで一つ、大事なことを伝えさせてください。 **サウナは、肩書きも立場も関係ない場所です。** 社長も新入社員も、ベテランサウナーも初心者も、 サウナ室では全員が「ただの裸の人間」。 誰もあなたのことをジャッジしていません。 みんな、自分の気持ちよさに集中しています。 あなたが何分で出ようが、正直、誰も気にしていない。 だから、安心してください。 **あなたは、あなたのペースでいいんです。**

体が教えてくれるサイン

サウナストーン——熱を蓄える岩
サウナストーン——熱を蓄える岩

時計を見るのをやめて、体の声に耳を傾けてみる。 すると、体はちゃんとサインを出してくれています。 **「もういいよ」のサイン:** - 背中の真ん中がじんわり温まった - 心臓がドクドクと強く打っている - 汗が玉になって流れ落ちている - 「そろそろ出たいな」と思った そう、**「出たいな」と思った瞬間が、出るタイミング**なんです。 5分でも、8分でも、15分でも構わない。 体が「もう十分」と言っているなら、それが正解。 逆に、「まだいける」と思うなら、もう少しいてもいい。 時計じゃなくて、体。 数字じゃなくて、感覚。 それを信じることが、サウナの入り方の本質です。

「背中の真ん中が温まったら出る」——これが、時間よりも確実な目安です。

水風呂への恐怖の正体

水風呂——冷水と向き合う瞬間
水風呂——冷水と向き合う瞬間

水風呂、怖いですよね。 「入れなかったらどうしよう」 「冷たすぎて無理かも」 「変な声出しちゃったら恥ずかしい」 ——わかります。 でも、ちょっと考えてみてください。 なぜ、水風呂が怖いのでしょう? **未知への恐怖**です。 「どれくらい冷たいのか」 「自分は耐えられるのか」 「どんな感覚になるのか」 わからないから、怖い。 一度入ってしまえば、意外と大丈夫だったりします。 最初の衝撃を超えると、体の周りに「温度の羽衣」ができて、 ふわっと包まれるような感覚になる。 あの感覚を知ってしまうと、 水風呂なしのサウナは物足りなくなります。 **でも、無理しなくていい。** 足だけ入れる。シャワーで代用する。 それでも全然OK。 「水風呂に入らなきゃととのえない」なんて、誰が決めたんでしょう。 あなたが気持ちいいなら、それでいいんです。

一応、水風呂に入る時のコツをお伝えすると: - 息を吐きながら入ると、冷たさを感じにくい - 最初は足から、ゆっくり体を沈める - 「冷たい!」と思っても30秒待つと、感覚が変わる でも繰り返しますが、**無理は禁物**。 苦手なら、少しずつ慣れていけばいい。 それも、あなたのサウナです。

外気浴で何が起きているのか

外気浴——風に身を委ねる
外気浴——風に身を委ねる

外気浴。 ここで「ととのう」が訪れます。 水風呂から上がって、椅子に座る。 体を拭いて、目を閉じる。 すると—— **体がふわっと浮く感覚。** **思考が溶けていく感覚。** **何もかもがどうでもよくなる感覚。** ——これが「ととのう」です。 でも、ととのわなくても大丈夫。 「ととのわなきゃ」と力むと、 かえってリラックスできなくなります。 ただ、風を感じる。 ただ、呼吸をする。 ただ、何もしない。 それだけで、十分なんです。 ととのうかどうかは、結果でしかない。 過程を楽しんでいれば、自然と訪れます。

「ととのわなきゃ」と思った瞬間、ととのいは遠ざかる。何も求めないことが、最高の準備です。

一応、世間で言われていること

さて、ここまで「感覚を信じて」と言ってきましたが、 一応、世間で言われている「目安」もお伝えしておきます。 あくまで参考程度に。

ステップ一般的な目安本当に大切なこと
サウナ室8〜12分「出たい」と思ったら出る
水風呂1〜2分羽衣ができたら出る、無理なら短くてOK
外気浴10〜15分気持ちいい限り、好きなだけ
セット数2〜3セット1セットでも満足したらそれでいい

水分補給だけは、本当に大切です。 サウナでは10分で約500mlの汗をかきます。 脱水は事故の原因になるので、 入る前、休憩中、出た後に、しっかり水分を取ってください。 これだけは「感覚」より「意識的に」やった方がいい。 のどが渇いたと感じる前に、飲む。 それが、自分を守ることになります。

あなたの感覚を信じて

最後に、お伝えしたいことがあります。 サウナの「正しい入り方」を検索したあなた。 その気持ちは、とても真面目で、誠実です。 でも、サウナは**「正しさ」から解放される場所**です。 日常では、常に「正解」を求められる。 仕事、人間関係、SNS—— 「間違えたらどうしよう」というプレッシャーに、 私たちは常にさらされています。 サウナ室では、それを全部降ろしていい。 時計を見なくていい。 誰かと比べなくていい。 「正しく」やらなくていい。 **熱いと思ったら出る。** **冷たいと思ったら上がる。** **気持ちいいと思ったら続ける。** それだけでいいんです。 あなたの体は、ちゃんと知っています。 何が必要で、何が心地よいか。 **その感覚を、信じてあげてください。** それが、サウナの「正しい入り方」です。

よくある質問(FAQ)

参考文献

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散策を続けますか?

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マナーが面倒くさいと感じる自分は、間違っているのか

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